Persistence

技術メモなど

2017年のふりかえり

総括

2017年の主なトピックとしては、プライベートでは「第一子が魔の二歳児に突入(とっても可愛いけど)」と「東京から札幌への引っ越し」、仕事では「入社以来関わってきた案件から別の案件への異動」「リモートワーク」などがありました。そんな中で色々な出会いや経験があり、今までにないほどの「価値観の変化」や「視野の広がり」を感じ、人としての成長を感じました。また、自分の思考が分かるようになりコントロールできるようになることで、精神的な安定を得られた気がします。エンジニアとしては、昨年はチームメンバーに多くのことを教わりながら仕事を進めていましたが、今年は昨年の経験を活かして能動的に動けていたと思います。技術スタックとしては相変わらずの何でも屋で、そのお陰か、特に「わからないことを調べる力」や「問題を嗅ぎ分ける感覚」などが付いてきた気がいしていて、エンジニアとして人並なレベルにはなってきているのではないかと思います。

個別

仕事

仕事でやりたかったことは、部内のインフラ周り(デプロイフロー、インフラ構成、ログ、監視、など)を標準化することでした。これは部門長の理解を得られたし賛同してくれるメンバーも居たのですが、リソース不足(つまりそこまで優先度が高くなかった)により実現できませんでした。では何をやっていたかというと、前半は昨年から継続しているモバイルアプリのサーバサイドの保守&追加開発を、後半は新規プロジェクトのサーバサイドの開発をやっていました。前半の案件については、おおよそ自分が居なくても問題ない状況になっていたので、このままこの案件に居続けるより別の案件に移ったほうが部全体の利益になるだろうと思い、追加開発も半ばでしたが無理を言って移らせてもらいました。後半の案件では部内の技術リーダーをはじめとするメンバーから多くの刺激や学びを得て、また自分の得意とするところではそれなりの価値を出せて本当にいいチームワークで働くことができたと思いました。

技術

メインは昨年から引き続き、AWSRuby(RoR)でした。今年はこれに加え、Node.jsを仕事でガッツリ使えたことも大きいです。今まで個人プロダクトでは結構使っていましたが、仕事で使えたことで自信になりました。他にもGoでOSSを作ったりしました。また、一番大きな変化はDockerをプロダクション環境で使うことが当たり前になったことです。これによって、上で述べたデプロイフローやインフラ構成あたりの課題は軽減されてきたように思います。

リモートワーク

6月に東京から札幌に引っ越し、リモートワークになりました。これまで東京にいたときも、東京以外のメンバーと仕事をしていたのでリモートワークには変わりないのですが、多数側か少数側かでは環境が大きく違います。特にリモートミーティング時は伝わってくる情報が対面しているよりかなり減ります。1:1ならまだ良いのですが、N:1になるとNが増えるほど顕著になります。これを解決するには全員が同じ環境、つまり全員がオンライン状態にならないと解決しないと思ってるんですが、いまのところNの数が少ない&チームメンバーもかなり意識してくれているのでそんなに支障なく仕事はできています。

育成

自分ともう一人(サーバサイドの知識が殆ど無いiOSエンジニア)の2人でチームを組んでサーバサイドアプリケーションを開発する機会がありました。自分がリードする立場だったので、本当はいろんなことを教えたかったのですが、困ったことに自分はまともに教えを受けた(前職や学生時代なども含め)経験がなく、どのように教えたら良いかわからなかったのが課題でした。年齢的にも立場的にも、「教える」という機会が今後増えそうな気がするのでどうにかしたいところです。

セルフコントロール

メンタル面については仕事以外の部分で、登壇を引き受けたけど価値のある内容が考えられず、メンタルが崩れ結果登壇をお断りして迷惑をかけたことが反省としてあります。あと時間管理については子どもや家庭で忙しいことを理由にさぼってたのですが、「ドラクエ11」を発売から4日でクリアできたり、「リネレボ2」を一週間ひたすらやった(そして止めた)ところ、考えが改まり「スキマ時間ならいくらでも作れる」ということがわかりました。

価値観

自分は「空気を読む」というのが嫌いで、空気を読まず(時には読めず)、結果相手のことを考えず一方的な主張ばかりになっていたことに気づきました。忖度(※2017年の流行語)はいらないけど、相手の立場を考えることがコミュニケーションには重要だなあとこの年になって感じました。それから、人との距離を詰めるのが上手い人の共通点を見つけたり、毒づく人の気持ちがわかったり、人に期待しても幸せになれないって改めて感じたり、いままでは自分が受けた言葉や感情をそのまま受けることしかできなかったけど、受けたもの客観的に観察できるようになった気がする。あと、人生使える時間は少ないから無駄なことはできないって思ってなんにもできてなかったけど、短いからこそ一つずつを全力でやったほうがいい。無駄なことはない。