Persistence

技術メモなど

Macの環境構築メモ(ターミナル/シェル)

『エンジニアたるもの使う道具にはこだわりを持て』ということでMacの開発環境を色々といじってみました。こういうのは書いておかないとすぐ忘れてしまうので備忘のためにメモしておきます。

iTerm2

今までターミナルはMacのデフォルトのを使っていました。カラースキームとかも綺麗で特に不満は無かったのですが、定番のiTerm2を使ってみることにしました。

http://iterm2.com/

今のところ使っている機能としてはこのくらいです。

機能 ショートカット
検索する Ctrl+f
ペインを水平分割する Ctrl+d
ペインを垂直分割する Ctrl+Shift+d
ペインを移動する Ctrl+Option+方向キー
ペインを閉じる Ctrl+w
タブを移動する Cltr+Shift+[またはCltr+Shift+]

まだまだ機能はたくさんあるので使っていて不便を感じたら調べるといいですね。ちなみに私は前回入力したコマンドを再入力する際にキーを連打するのですが、押す回数が多いのでもっと簡単に履歴を探せる機能がほしいなと思ったんですが、これはターミナルではなく別の機能で実現できました。

iTerm2のカラースキームはここにたくさん(たくさん!)あるので、好きなモノをダウンロードしてインポートできます。

https://github.com/mbadolato/iTerm2-Color-Schemes

oh-my-zsh

oh-my-zshzshの設定を管理するためのツールです。zshは今までも使っていたのですが、カスタマイズはほとんどしていませんでした。入力補完とかは何もしなくてもついてくるので超便利ですけどね!

https://github.com/robbyrussell/oh-my-zsh

oh-my-zshには「テーマ」と「プラグイン」という2つの便利な機能があります。

テーマ

テーマは見た目の表示をカスタマイズしたテンプレートで、あらかじめたくさん(たくさん!)の種類が備わっていて、設定を変えるだけでそのテーマが使えるようになります。また、テーマはシェルスクリプトで書かれているので、ちょっとしたカスタマイズなら簡単にできます。

https://github.com/robbyrussell/oh-my-zsh/wiki/themes

私は"wedisagree"というテーマを使っているのですが、現在時刻は行ごとに出力しなくてもいいので削除しました。このテーマはカレントディレクトリのgitリポジトリの状態を表示してくれるので、ブランチの切り替え忘れとかを防げて便利ですね。

ZSH_THEME="wedisagree"

プラグイン

プラグインはコマンドのショートカット集のようなものです。

https://github.com/robbyrussell/oh-my-zsh/wiki/Plugins

例えばbundlerというプラグインを入れてbeと打つと、bundle execが実行されます。今まではわざわざaliasを書いて設定していました。プラグインもあらかじめたくさん(たくさん!)備わっていて、設定に書くだけで使えるようになります。なお、各種プラグインの設定は、~/.oh-my-zsh/pluginsの中にある設定ファイルを見ると分かります。

plugins=(git osx brew bundler rails)

autojump

autojumpはディレクトリ移動を高速にするためのツールです。移動したことのあるディレクトリを記録し、次回以降はフルパスを入力しなくても、j [移動したいディレクトリの一部の文字]と入力するだけで移動できます。

インストールはHomebrew経由で入れてしまうのが簡単です。

brew install autojump

あとは、お使いのシェルのrcファイル(私は.zshrc)に以下を追加します。

[[ -s $(brew --prefix)/etc/profile.d/autojump.sh ]] && . $(brew --prefix)/etc/profile.d/autojump.sh

しかし、私の環境ではこのままでは以下のエラーとなりました。

$ j
usage: autojump [-h] [-a DIRECTORY] [-i [WEIGHT]] [-d [WEIGHT]] [--complete]
                [--purge] [-s] [-v]
                [DIRECTORY [DIRECTORY ...]]
autojump: error: unrecognized arguments: -l

jエイリアスが本来ならばjobsになるはずなんですが、なぜかjobs -lとなるためエラーとなります。おそらくoh-my-zshの影響かと思うのですが、なぜこのようなエイリアスになるのかは分かりませんでした。対処として、先ほど追加したautojumpの設定の下に、alias j="jobs"を追記することでエイリアスの上書きができました。

他にzという同様のツールがありますが、こちらは[移動したいディレクトリの一部]が充分でない(候補がたくさんある)時でも、優先順位が一番高いディレクトリへ移動してしまうので、autojumpの方が使い勝手が良さそうです。

percol

percolは"対話的なgrepツール"だそうです。

https://github.com/mooz/percol

これを使って色々と便利なカスタマイズをしているブログ記事が見つかりましたが、今回はコマンド履歴の検索をしてみました。設定方法は以下のサイトで説明されている通りです。

http://blog.zoncoen.net/blog/2014/01/14/percol-autojump-with-zsh/

例えば、20回前に入力した長いコマンドを再度入力したいとき、今まではを20回押してましたが、これを使うとCommand+rインタラクティブモードになった後にコマンドの一部を入力して検索すると絞り込まれていきすぐに見つけることができます。

参考

http://qiita.com/bird_nitryn/items/bd063f0d7eb18287fec1