Persistence

技術メモなど

安定か挑戦か(今後を考える)

昨年の転職活動を振り返りつつ、今後の行動方針をまとめてみます。(その時、自分がどう考えていたかを書き残しておくのって大事ですね。)

振り返り

昨年春頃に、技術系の転職エージェントにお世話になりつつ転職活動をしていました。結果としては条件に合う3社くらいに転職エージェントのサイトを通じてエントリーしてみましたが門前払いといったところでした。後から考えると、全てそこそこ名の知れたベンチャーで、私のような実績もない半端者を雇うわけないですね。

そのエージェントの担当の方に言われたことは、転職活動をするには、会社選びで重要となる4つの要素について優先順位を決めることだということです。その4つの要素とは、仕事内容・報酬・人・付加価値(会社が安定しているかなど)の4つです。これを私の現状に当てはめると次のようになります。

要素 評価
仕事内容 ×:日本でも最大級のシステムを開発/運用しているが、開発はほぼすべて下請けで技術者としてのスキルアップができない。また、私は派遣社員として親会社に派遣されているので、将来的なキャリアパスがない。
報酬 ◯:普通の暮らしをするには困らない程度にはある。子供を国立の大学に通わせることはできるが、私立はゴメン無理ってレベル。
△:いい人ばかり。ただ、安定という"ぬるま湯"に浸かりきっている人が多い。(自分も9年勤めている時点でかなり浸かっている。)
付加価値 ◎:会社としての安定度はかなり高い。また、残業も月平均で10〜20時間と少なく、有給休暇も消化できる。

ということで、現状では「報酬」「付加価値」については概ね満足しているが、「仕事内容」に不満がある。つまり、この状況で転職を考えるということは、現状の優先度としては「仕事内容(技術力)」が一番高いということになります。とは言え、所帯持ちなので報酬や付加価値を今より落とすのもためらわれるため、これらを天秤にかけるのは本当に難しいです。

また、転職するべきか否かをリスクとリターンの観点で評価すると以下の通り。

リスク リターン
転職しない場合 取得できる知識は業務知識ばかりで技術者としてのスキルアップがない。だから歳をとってから会社が倒産したり縮小した場合に外に放り出されたら生きていくすべがない。 高い確率で、定年まで安定した収入を得られる。
転職した場合 今よりもハードワーク(体力的にも精神的にも)になった場合、健康を損なうことになる。その結果、収入も大きく減る。 技術者としてスキルアップすることで、どんなことがあっても技術者として食っていけるようになる。また、より高い報酬が得られる。

ここからは転職しない場合はローリスク・ローリターン、転職する場合はハイリスク・ハイリターンという、すごく当たり前の結論が見えました。もう少し丁寧に言うと、現状のリスクに対する対策が転職なのですが、転職した場合のほうが高いリスクがあるということです。(転職後のリスクが"高い"と評価したことについては後ほど詳しく触れます。実はこれこそがもっとも重要な課題だと今では思っています。)

今後の行動方針

前回の転職活動から1年が経ちました。転職に関しての考え方は変わっていません。条件に合う会社があれば行きたいです。またこの1年で、マイプロジェクトを幾つか遂行したり、他の人のプロジェクトのお手伝いをしたりして、技術的には幾らかレベルアップしました。(まだまだ自信があるとは言えない)。そして今は育児休職中なので、この機会に以下のことにチャレンジしようと思います。

  • 自分の武器を持つ

自分の武器となりそうなスキルといえば、RubyOnRailsです。これを、ちゃんと使えますと証明するためにRailsシルバーの資格を取ります。またその後に、Railsを使ったサイト構築・運営をして実績を作ります。(構築は何度もやっていますが、運営していますと言えるサイトがないので。。。)

  • 体を鍛える

自分が転職に踏み切れない一番の理由は、体調・体力に自信がない事です。そんなこと?と思われるかもしれませんが、私にとっては非常に重要なことです。これさえ解決すれば、もっといろんなことに挑戦できるようになると思います。また、転職活動や仕事をする上でも、"健康に見える"ことは相手にいい印象を与えるために大事ですよね。

  • つながりを大事にする、そして広げる

今は育児休職中でただでさえ人と合うことが少ないので、今までのつながりには積極的につながっていき、更に広がりを増やしていきます。つながりを持つ上で必要なことは、"まずは与える"の精神かなと思います。例えばOSSに貢献したり、便利なものを作って人の役に立ったり。そういうところから人脈を増やしていきたい。

この3つをクリアできた時に、次のステップに移行します!目標は4ヶ月以内!

おまけ

最後に、とても勇気づけられる記事を見つけたので記念に貼ってく。ダニーさんのことはCultureJapanの放送のあたりからずっと見てるけど本当にすごい人。Mirai株式会社、超楽しそう!

www.dannychoo.com