LLDecadeにいってきた
Lightweight Languageイベント、LLDecadeにいってきました!
今年で10回目ということですが、私は初めての参加です。
出演者もそれぞれの言語を代表するような超豪華な人たちで貴重なお話を聞けました。
基調講演(Tatsuhiko Miyagawa)
まず始めに、Perlを中心として世界で活躍されている宮川さんから、この10年間についてのお話がありました。特に印象に残った部分を書いていきます。
Software = people
MyCode = What I really am
ソフトウェアっていうのはみんなのものだけど、自分で書いたコード(CPANとかGitHubとかにあるもの)は自分が行ってきたことそのものを表している。
Pol-y-glot
意味としては「色々なプログラム言語を使える人」。また同じソースコードで複数のプログラム言語のコードとして動くものをpolyglotプログラミングという。ここでは、1つの言語に拘らずに色んな言語をやってみようという話をしていた。それによって、この言語のここがいいとか、この言語にはこれが足りないというのが見えてくる。気になったらforkしてpull requestしちゃえば世の中よくなるのでみんなどんどんやろう。
better late than never
遅く始めるといい物がすでにそろっている。Plack/PSGIを作った時も、すでにPythonのWSGIがあって、それを単純にperlに書き換えただけ。そしたら今度はPlackがClackにパクられてたとかw 今は色んな言語の人が影響し合ってより良い物にしようとしている。
Language Update Decade
次に各LLを代表する方々から10年間の振り返りがありました。
perlのバージョンアップは互換性をものすごく重視している。10年前のコードが最新バージョンでも動くのはperlだけ。
もはやLLは、javascript(クライアントサイド)とその他(サーバサイド)だ。
PHP => "rui hirokawa"
PHPは歯ブラシだ(=当たり前に動くシンプルなツール)
Python => "Atsushi Shibata"
Pythonの気象計算ライブラリは日本の気象庁でも使われている
= 日本の省庁の中で、日本の明日をまじめに考えているのは気象庁だけ
= 日本の将来をまじめに考えているLLはPythonだけ!
rubyは気持ちいいし楽しい
rubyは言語として異常なほど愛されている
あとは、プログラム言語設計にまつわる話や、継続的ほげほげの話がありました。これについてはハイレベルな話だったため割愛します。